引用
人はよくしゃべります。
なぜしゃべりたいのでしょうか?
ストレスがたまっている。面白い、気に入らない、悔しい、などさまざまな感情が詰まっている。そのストレスや感情を発散するためにしゃべっているのです。
大胆に言えば内容がないのです。内容がなければ無意味です。無内容であるならば、ただの音です。ほとんどのおしゃべりはこのカテゴリーです。
しゃべりたいからしゃべる行為は、仏教で不善行為として「無駄話」というのです。
上記は下記の本からの要約引用になります。
188ページの離心所の項ですね。
52種類の心所のうちの離心所3 正語、正業、正命。
本では「離心所」の「離」が分離されており、その説明がありませんでした、車の操縦の例えがありましたが、いまひとつピンときませんでした、ここは西澤先生の説明がわかりやすいです。
西澤先生の勉強会では離心所とは、「戒律を破りそうなシチュエーションで出てくる心」と教わりました。
で、ここでは言葉ですから「正語」ですね。
勉強会のメモから引用
「仕事以外で妄語、離間語、粗悪語、綺語などによる戒をやぶりそうになったときに離れること」とありました。
で、本ではスマナサーラ先生は4つの正語をあげています。
1
ウソを言わない
2
噂を言わない
3
キツイ言葉を言わない
4
無駄話を言わない
項目別に詳しいお話があります、興味のある方はぜひ読んでみてください。
私見です。
無駄話は、自分自身も油断していると陥ってしまいますね。
言葉で戒を破る、なんてよくある話です。
で、無駄話って、ひとりでしゃっべってればまだ迷惑は減るかもしれませんが、「相手」がいるのですね、聞かされる相手も可哀そうです。
よく考えてみると、けっこうヤバイ不善行為です、ですから仏教では離心所に入れているのですね。
ヤバイシチュエーションでも、気づいたら「離れましょう、離れましょう」ということで・・・。
うむ、朝からアビダンマに誘う本です。