引用
言葉には強いエネルギーがあります。人にやさしい言葉をかけると、相手も気持ちが良くなって二人の間にはきれいな波動が生まれます。罵ったり傷つけたりする言葉を発すると、相手は心を閉じて怒りの波動を出します。その波動で自分もまた心を汚すのです。きれいな言葉は心を清らかにします。慈悲の言葉を唱える習慣がつけば、汚れた心はきれいになり、自分の心をコントロールできるようになり、怒りや嫉妬を消すことができるようになります。心も身体もすこやかになります。
上記は下記の本、92~93ページの文章をちょっと編集して抜粋したものです。
バリバリの私見で恐縮です。
上記の本は老病死を主題に、先生が縦横無尽に書いてますけど、考えてみれば仏教は老病死がどうのこうのとは取り上げていない感じがします。
生きていれば老病死はあたりまえだし、むしろ観察や瞑想の対象にしちゃってますね。
老病死? あたりまえでしょ?何か問題はありますか? ってな感じです。
ただ、この世の中は、インターネット広告、テレビCM、新聞広告、折込チラシにしても、健康や美容に関するものに溢れてますね。
興味がそこに行くのですね。
でも、健康や美容に気を使いすぎて、心を汚すようだったら、良くないかもしれません。
上記の本では、先生が老病死について縦横無尽に書くのですが、最後の部分が箭経というところがいいですね。
老病死にガツンとオチを決めています。
参考までに箭経
で、最後の、最後のオチは覚り、解脱です。
脱線してしまいました、テキストの文章の主題は「慈しみ」です、慈しみの気持ちで相手に接してみましょう、そうすれば良い波動が生まれます、とあります。
えーと鈍感なので波動がなんなのかわかりません、でも仏教を実践するうえで慈しみが大事なのはわかります、老病死も気にしないで瞑想のネタにする、というのもわかります。これを実践することで仏教の目的を目指していることになる、ということもわかります。
わかるばっかりでなかなか進まないのが私です。
わかるばっかりでは駄目だと教えてくれる本です。