引用
マインドフルネスのトレーニングをしていない人は、触られた瞬間に、すぐ「私」が生まれます。触られただけで「え、何!」と、自我と怒りも、驚きも生まれるのです。瞬間的に生まれます。
しかし、マインドフルネストレーニングをすると、触られてから「私というもののけ」が、現れるまでには、ある程度の時間がかかるとわかります。つまり、訓練していくとプロセスの順序が見えてくるのです。
マジックと同じです。お客さんはマジックを見たくて、驚きたくてやってきます。マジシャンはマジックを見せて、みんなを驚かせます。しかしネタがばれてしまったら、どうでしょうか?驚きは消えてしまうでしょう。もう一度見たいと思っても、再び驚くことはけっしてできません。からくりがわかったらもう終わりです。
ですから、マインドフルネスを実践して、「私というものはけっこう時間が経ってから生まれるのだ」と見えてくれば、もう錯覚にだまされず、冷静に判断できるようになります。
私見です。
上記はこの本からになります。
前野先生との対談本になります。
前野先生は仏教の専門家でもなく、この本を読む人も仏教に詳しいわけではないので、先生は仏教用語を使わずに仏教の説明を試みます。
先生の努力には頭が下がります。
マインドフルネスはヴィッパサナー瞑想のことですね。
で、真っ先に浮かんだのがこの本
ヴィパッサナー実践を続けるといろいろ段階が生じてくるみたいです。
まずは、
名色分離智
無常随観智
無我随観智
上記の3つが生じた方には「私というもののからくり」がわかるのかもしれません。
私自身は生じてないのでわかりませんが・・・。
詳しくは上記の本をお読みください。
瞑想の本はスマナサーラ先生の本もありますが、個人的には文章に無駄がなく簡潔なマハーシ長老の本が好きです、薄い本の中に知りたいことが的確に載ってます。
瞑想さぼってませんか?と聞いてくる本です。