oldmanbuddhist

テーラワーダ仏教を地味に勉強してます、そのメモ書きになります、きちんと学びたい方には参考にならないです、ご了承願います。

011【名と色】 第一部 理論編 智慧の発展 『ヴィパッサナー瞑想 マハーシ長老(著)』

引用

この智慧を養う方法というのは、名(ナーマ)、色(ルーパ)を観察することです。私たちが名と色を観察する能力があるのなら、それらが生命の真の性質であることがわかります。現代では、物質の分析的な観察は、通常研究室の中でいくつもの種類の実験器具の助けを借り、実験として行われています。

しかし、これらの手法では心の問題を取り扱うことはできません。それに対し、ブッダの方法は、いかなる実験器具も外部の助けも必要としません。そして、それは物質と心の双方に首尾よく対処することができるものです。私たちは、自身の内に生じる名(ナーマ)、色(ルーパ)の活動に対してありのままの気づきを向けることにより、自分自身の心を分析的な目的で使用することができます。この形式の実践を繰り返し続けることにより、必要とされる定(サマーディ)を得ることができます。そして私たちの定が充分強くなったとき、名(ナーマ)、色(ルーパ)の絶え間ない生滅をありありと知覚することができるでしょう。

 

ここでは名(ナーマ)、色(ルーパ)という言葉が出てきました。

 

本の巻末の用語解説を読みます。

 

名(ナーマ)

心や心所のこと。ナマティ(~に方向を向ける)という言葉からきており、名(ナーマ)は必ずその対象と共に生じる。

 

色(ルーパ)

物質のこと。「変化・変形する、乱れる、壊れる」という意味を持つ「ルッパティ」という動詞を起源とする。大種色をはじめとし、28種類からなる。

 

 

バリバリの私見、かつ乱暴な解釈で恐縮なのですけど・・、

 

マハーシ長老は、この「名色」をすごく重視しているように感じます、この「名色」で仏教の大事な要点、瞑想の要点の説明をしているように感じます。

 

仏教に関するいろいろな本を読むと、いろいろな単語でいろいろなことが書いてありますけど、「名色」でシンプルに仏教の実践を説明をした本はマハーシ長老の他には知りません。

 

仏教の基礎、瞑想の基礎を学ぶには、この「名色」の説明が実に合っていると思います。

 

上記の引用の部分は、簡単に読み流してしまいそうですけど、とても大事な話の始まりになります。

 

 

ただ、限りなく世俗に塗れた私は、

「うむうむ、マハーシ長老の言う通り、観察の能力が成長すれば、物質の観察に高額な機器はいらないし、この著作(文庫本版1,300円税別)と、身近な物質と心さえあれば、かなり安上がりに実践を始めることができるのだな、仏教のこういうお金のかからないところが好き」、なんて思ってしまいます。

 

まだまだ「ナーマルーパ」のお話は続きます。

 

 

お金をかけずに瞑想の実践と仏教の実践を始めることができる本です。