oldmanbuddhist

テーラワーダ仏教を地味に勉強してます、そのメモ書きになります、きちんと学びたい方には参考にならないです、ご了承願います。

012【色の説明】 第一部 理論編 智慧の発展 『ヴィパッサナー瞑想 マハーシ長老(著)』

引用

あらゆる生命は名(ナーマ)と色(ルーパ)という二つから成ります。私たちの暮らす現代においては、筋肉など、私たちの身体の硬い部分は、色(ルーパ)に属します。アビダンマでは、色(ルーパ)には全部で二十八種類のものがあるとしています。しかし、より端的に考えるなら、私たちの身体とは、色(ルーパ)の塊であると理解していいかもしれません。たとえるなら、それは粘土やわらで作られた人形と同じようなものであると言えます。それらの人形は、粘土や小麦粉の粒子の集合からなります。色(ルーパ)は熱さ、冷たさといった物理的なコンディションによって、それ自身を変化させ(ルッパティ―)、そしてその変化のしやすさのゆえに、パーリ語でルーパと呼ばれるのです。この色には、対象を知るいかなる機能もありません。

 

うむ、またまたバリバリの私見です。

 

この本は初心者向けの瞑想の本なのですけど、マハーシ長老は、仏教のど真ん中に投げ込んでくるような感じでお話をされます。

 

下記の本を参照します。

 

 

上記のの本に4つの勝義諦のお話が出てきます。

4つの勝義諦は、「心、心所、色、涅槃」ですね。

 

簡潔な説明は下記にPDF本にあります。

協会が紹介されているみたいですね。

http://liberi.jp/abhidharma/ad-text_1.pdf

 

引用

第一義法(勝義法)自性が変わることが無い法


1. 心 89  所縁を知る


2. 心所 52 心に依存して心を飾る


3. 色 28  寒暖などの反対の現象によってはっきりと分かるように変化する*


4. 涅槃 全ての苦が滅した、欲貪などの十種の火が消えた、渇愛から自由にな
った、本当の幸せ


*色(物質)以外の法も変化するが色(物質)ほどはっきり見ることができない。


第一義諦  では人、男、女は存在せず名(心・心所)、色だけが真理だが一方、世間(世俗)諦  は世間一般に認められている真理なので人、男、女などは存在すると言っても良い。

名前や概念などを施設と呼ぶが第八章の終わりに詳しく述べてある。

心は純粋な水、心所はその水に混ざる色々な成分の例え。

心と心所は四つの性質(心所相 4)を伴う

同起 同時に生じる(例:眼識と共に生じる 7 心所は共には生じる)

同滅 同時に滅する(例:眼識と共に生じる 7 心所は共には滅する)

同所縁 同じ対象をとる(例:眼識と共に生じる 7 心所は共には色所縁をとる)

同基 同じ物質に依存する(例:眼識と共に生じる 7 心所は共には眼基に依存する)

 

 

上記の文章に、色28とありますが、上記PDFの45ページをご覧ください、くわしく知りたい方は、上記の本『ブッダの実践心理学 第一章 物質の分析』をお読みください、ここでは詳しい説明はしません。

 

 

おおざっぱな解釈で恐縮なのですけど。

 

4つの勝義諦で言うと

「名」は「心・心所」です。

「色」は「色」です。

 

マハーシ長老の「名」「色」のお話は、勝義諦4つのうち、もう、すでに3つに及んでいるのですね。

 

いっきに勝義諦まで連れていってくれます。

 

このマハーシ長老の薄い文庫本を読めば、勝義諦4つのうち、3つを実践することができるという、なんだかすごいことになっています。

 

で、3つをやることで、目指すは、勝義諦4つめの涅槃ですもんね。

 

うまい具合にセットになっています。

 

ランチでかなり超お得で、かつ完璧なセットメニューを出された気分です。

アホな例えですみません・・・。

 

 

で、色の説明があります。

色は28あるとのことですが、ここでは、端的に「まずはご自分の身体を見てはどうですか?」とあります。

 

また、私たちの身体は「粘土藁人形」みたいなもの、とあります。

ここで一番おっしゃりたいことは「変化」するということなのでしょう。

 

粘土藁人形も、時間が経てばどんどん朽ちてしまいます。

 

人間の身体もそうですね。

若い頃は体力もあり疲れ知らず、ガンガン動き回っていましたけど、年をとると身体の節々にガタがくるし、病気も来るし、基礎疾患が居座ることもあります。

 

色は28ありますけど、あれやこれや勉強するのも大事ですが、まずは自分の身体の変化を観察するほうが、色の実践に取っ掛かりやすいのかもしれません。

 

最後にマハーシ長老は念を押します。

「この色には、対象を知るいかなる機能もありません」

 

ん? 身体によって、外界のいろんなことを知るんじゃないの?と思ってしまいますけど、それは違うということで、次に進みます。

 

 

それにしても濃い本です。